風景シミュレーターの簡単な解説
国土地理院 数値地図50mメッシュについて(詳細はこちら)
風景シミュレーターの必須アイテムは、なんと言っても「数値地図」です。
幸いなことに日本に関しては下記のデータが販売されており、大きな書店などで簡単に入手することができます。運悪く在庫がなければ、あるいは大きな書店が近所に無ければ注文して取り寄せればよいでしょう。その際には上記のアドレスで発行元、名称をちゃんと調べることをお忘れなく。
私の場合は東京の大手書店より通販にて入手しました。
数値地図50m(標高) 日本 II 定価¥7,500
数値地図の50m(標高)は日本を3分割して刊行されます。1998年9月現在、日本U、Vが刊行されています。
日本IIでは、東北から近畿にかけての地域が収録されており、みどころの多い中部山岳地帯が完全に収まっています。
数値地図50m(標高) 日本 III 定価¥7,500
同じく、数値地図の50m(標高)のうち、中部地方の一部から沖縄までが収録されています。
日本IIと一部の地域はダブっています。
なお、北海道を収めた日本I
は’98年中に刊行予定のようですが、詳細は私も掴んでいませんm(_
_)m。
閲覧ソフトについて
有名なものではカシミールでしょう。フリーソフトでありながら市販品に迫る機能を装備しています。現在の最新バージョンではレンダリング出力がサポートされていますが、描画にとてつもない時間がかかるのが難点です。もっとも、フリーと思えば納得もできるでしょうけど。
カシミールでは日本IIと日本IIIのCD-ROMデータを合成し、さらに専用形式の圧縮データとすることで640MB
MO1枚に青森から沖縄までのデータを保存することも可能です。
一方、市販品ではBryce3DやVistapro2が有名です。私はVistapro2を購入して愛用していますが、色合いなどの設定が面倒くさい、ユーザーインターフェースがいまいち、といた点が目に付きます。
しかし、市販品だけあって木を植えたり海岸線を設定できたりと詳細な設定が可能であり、描画速度も高品質の割りに高速と言うメリットもあります。さらに、地図上に設定したパスに沿ったバイクや航空機の視点をシミュレートした動画ファイルを書き出す機能も装備しています。ただし、出力に時間がかかりますけど(3分、320*240ムービーに要する時間はMMX200MHzで8時間ほど)。
Vistapro2では数値地図を扱う上で次のような欠点があります。即ち、数値地図はコンバーターを使用してデータ変換して使用しなければならない、読みこみ領域が比較的に狭い、数値地図の番号と地名の対応が分かりにくく目的の場所を読みこむまでに試行錯誤が必要である、といった点です。
私がこれまで使ってみたところでは、近景や比較的に狭い範囲を描写するのならVistapro2が、遠景を中心に描画するならカシミールが良いように思います。また、空の描写ならカシミールが圧倒的に優れているようですので、カシミールで描写した空とVistapro2で描いた風景を、最強のフリーソフトの呼び声も高い「Photoshop
5.0J」で合成するのも良いでしょう。なにか間違ったかな?
以上の点に注意して、複数のソフトを使い分けるというのが活用の早道と言えるでしょう。
作画例
1)実写 |
2)カシミールでの作画例 これは左の写真をカシミールで再現したものです。 遠景は実写とは雰囲気が異なりますが、それなりにリアリティーがありますね。 しかし、近景は流れたように描写されており、独特の雰囲気があります。 厳密に撮影地点とカシミール上での視点を一致させるのが難しため、山容がちょっと違うような気もしますが、急遽こしらえたので勘弁してください〜。 |
3)Vistapro2での作画例 同じく、Vistapro2で写真の地形を再現したものです。木がまばらで、しかも大きすぎるため異様な感じはしますが、結構実写に近い雰囲気を持っていると思いませんか? 近景がリアルで、遠景が絵画風になっているところがカシミールと好対照をなしていますが、これは「かすみ」の設定次第でもうちょっとマシになるはずです。 詳細な起伏はフラクタルで生成するのがVistapro2の特徴の一つですが、この作画例ではうまく機能しているようです。 |
ちょっと力のこもった作品2題(Vistapro2を使用)
富士山1(日中) 富士山2(夜明け)
え、わかってますよ、次はVistapro2が欲しくなったんでしょう?(ニヤリ、謎)